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​エイドバトンについて

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「助けが必要なとき」・「困っている人を見かけてサポートしたいとき」、

伝えることをためらったり、伝えられなかったことはありませんか。

 

AIDBATONでは災害時や日常の"伝える"を『カード』でつなぐお手伝いをしています。

カード作成のきっかけは東日本大震災に遡ります。

車椅子ユーザーの知人が被災し、その状況を知ることで他にも同様に困っている方はいるのではないかと調べてみました。

すると、周囲に多くの人がいても「私は助けが必要です。こうしてもらえませんか」と必要な支援を伝えることが心理的にも身体的にも難しく伝えられなかった、また日常は自立して生活していても災害発生と同時に体調や命の危機にさらされたり、支援が必要となる方がいることを知りました。そこで災害で電気が使えなくても使用でき、自分のことを伝えられるカードの必要性を感じ作成を開始しました。

 

災害時に避難するための行動において支援を要する方を災害弱者と呼び、災害下では様々な困難が発生します。

そのひとつに停電があります。エレベーターの停止により車椅子ユーザーや足腰の不自由な方は階段が使用できず避難できません。医療機器の停止は命の危機をもたらすこともあります。

また、情報も平等に伝わりません。聴覚障がい者や高齢者など音声情報が聞こえない人、視覚障がい者など掲示板情報を確認することができない人は災害情報が届きません。その他にも持病により食事や飲水量に制限があることを伝えることが難しい、常に使用している薬や医療品が届かない、集団生活が苦手なことの理解が得られないなど変化する災害状況下では困難と必要な支援は多岐にわたります。

原因は様々な側面がありますが、その中でも「伝えることが難しい」ことによる問題はいくつもの災害を経ても存在しています。

 

助けが必要であることを伝えられ、支援や支援ができる人につなげることができることで減災につながるのではないかと考えます。

支援には「助けを必要とする人」と同時に「サポートしたい人」が存在します。そして、両者ともに伝えることのハードルが存在します。

そこで、AIDBATONでは「助けを必要とする人(黄色)カード」・「サポートしたい人(緑色)カード」を作成しました。存在を示すだけではなく、‟具体的に”内容を伝えるカードです。

「このような理由で、このような体調のため、こう支援が必要です」・「お手伝いできることはありますか」などを示す内容となっています。

カードにご自身の情報を、選択式や自由記載により記入できます。

サイズもほぼ同じ内容で2サイズご用意しました。カードサイズ(小)はお財布にも携帯でき、日常場面で“そっと”伝えることにも役立つサイズ。スマホサイズ(大)はバッグの中に携帯でき、災害時などに目にとまりやすいサイズです。

是非、日ごろからいつものバッグに携帯し、伝えることのお役に立てることができましたら幸いです。

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​エイドバトンのねがい

災害時・日常場面、『助けが必要な人』・『サポートしたい人』、支援者をつなぐ

  

『助けが必要な人』・『サポートしたい人』の伝える心理的・身体的負担の軽減

 ⇨ 声を目に見えるようカードに示し、具体的に伝える

    

『助けが必要な人』

・災害時、状況が変わるたびに繰り返し自身や家族のことを伝える負担の軽減

・避難所等で自身の情報を伝える手段としての使用

少しでも早く、かつ継続的支援へつなげる

・伝えられないことによる二次障害予防

・伝えられないことにより取り残されてしまう可能性軽減の一助

『サポートしたい人』

・新たなマンパワー確保

・『サポートしたい人』同士を結び効率的支援へつなげる

  各々できることを示す(避難所内での役割分担、医療・福祉職同士を結ぶなど)

 

 無理解や誤解、差別による孤立化、支援の不平等を防ぐことの一助

自助・共助による減災の一助

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​エイドバトンで ‟つなぐ”

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